表参道や恵比寿の美容室ORO/オロ

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2018/03/26

美容院の理想的な「オーナー像」とは?

美容師として働きたいと考えている人であれば、いずれは美容院のオーナーや店長など、お店を代表する立場として活躍したいという思いがあるのではないでしょうか。
しかしオーナーという立場になることは決して簡単ではなく、美容師としての腕はもちろん、人の上に立ち指導し育てていく実力といったものが必要になります。
将来オーナーを目指す若手美容師にとって、オーナーになるために必要とされていることや、求められていることについてお話してみたいと思います。

1. オーナーの仕事内容とは
美容院のオーナーは、そのお店を一から育てていくことが必要です。
まずお店を開業するためには物件を確保しなければなりませんが、その物件もとりあえず選べばいいという訳ではなく、外観・人通り・アクセスなど様々な面を考慮して探さなければなりません。

そして何よりオーナーとしての実力が発揮されるのは、美容院を開業した後の経営です。
お店によってはオーナー自らが腕を奮い、現場でカットをする美容院も存在します。
オーナーは常に美容院の経営状況を意識して、常に黒字の売上をキープしながら、経営を拡大させていくことが求められます。
店舗の広告はもちろんのこと、従業員の雇い入れ・教育・労働状況の管理など、お店とその従業員を育てていく力量がオーナーには求められるのです。

2. オーナーと従業員の信頼関係
美容師の時は、自身の技術を磨くために日々練習に励むことに専念できていたかもしれませんが、オーナーともなるとそうはいきません。
安定した黒字経営を目指して、お店としての目標や課題、リーダーとしての判断力や指導力など、多くの課題と向き合わなければなりません。
そして、お店を安定した黒字経営に導くために、何よりも大切なのが従業員との信頼関係であるとも言われています。

オーナーがはっきりとした自分の考えを持たず、課題や問題に立ち向かわなければ、従業員からの信頼も得ることができないでしょう。
オーナー自身がしっかりとした目標を持ち、そこに具体的に働きかけるためには、それを受け入れて実践してくれる従業員の存在が必要不可欠なのです。
従業員に対して、事務的すぎずカジュアル過ぎない、メリハリのある指導教育を行っていくことも大切ですし、従業員の個々の考えを認めて、率先して従業員たちの意見や考えを引き出していくことも重要です。
従業員のモチベーションを引き出し、一緒にお店を育てて盛り上げていくという信頼関係を築き上げることは、オーナーとして一番大切なスキルであると言えるでしょう。

そして従業員が率先して付いて来てくれるようなオーナーになるためには、リーダーとしての自覚を持ち、「このようなお店作りをしたい」という具体的な思いや計画を持つことが重要です。
何も具体的な考えを持たず、自分自身を持たないオーナーは従業員から見ても不安になりますし、誰も率先して付いてきてはくれないでしょう。
オーナー自身が日々自らを振り返り成長させていく姿を目の当たりにすることで、従業員もきっと良い反応を示してくれるはずです。

3. まとめ
カットの技術だけではなく、計画・目標・課題のクリアや、指導力、経営力など、美容院のオーナーに求められるものは数えきれません。
それぞれの美容院に個性がありますので、オーナー像としての形に具体的な正解はないのかもしれません。
ですが、オーナー自身が確立した考え・意見を持ち、それに向けて具体的に課題をクリアしていくことで、従業員もその姿に賛同して良い反応を返してくれることでしょう。
オーナーは技術を磨くだけではなく、経営力・判断力・指導力といったリーダーシップ、そして何よりもリーダーとしての人間力が求められるのです。