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2018/03/26

業務委託美容師、そのメリットとデメリットとは?

ここ数年の間で、業務委託のサロンや、その業務委託によって働く美容師が急激に増えています。
業務委託美容師は、普通にサロンで働くよりも稼げるという話もよく耳にしますが、実際のところ現状はどのようなものなのでしょうか。
今回は業務委託美容師とそのメリット、デメリットについてお話ししたいと思います。

1. そもそも業務委託とは?
業務委託のサロンとは、サロンの運営や集客といったことはサロン側で行い、美容師は業務を委託されて施術を行います。
業務委託で働く美容師は、いわゆるフリーランス(個人事業主)として、サロンに直接雇用される訳ではなく、完全歩合制として働きます。
そうするとサロン側としても、美容師を直接雇用しないため、毎月固定の人件費や社会保険料を節約できるというメリットがあるのです。
美容師としても、自分の頑張りによって報酬がどんどんアップしますので、モチベーションにも繋がりますし、通常のサロンよりも歩合率・還元率が高いといえます。

2. 業務委託で働くメリットとは?
業務委託サロンで働くメリットはいくつかあります。

・歩合還元率が高い
先ほども述べたように、業務委託で働く美容師は、やればやるほど報酬が還元されます。
売り上げた分だけ自分の収入に反映されますので、サロンに集客があればあるほど高収入になるわけです。
・勤務時間、休日を自由に決めることができる
多くの業務委託サロンでは、勤務日はシフト制で、勤務時間も選ぶことが出来ます。
朝から1日勤務はもちろん、昼からの出勤も選べますし、土日祝を休日として選ぶことも出来るのは魅力的ですね。
・集客にお金がかからない
業務委託サロンでは、基本的に集客はサロン側が行うことになります。
そのため美容師側としては、お金や手間をかけずに入客を行うことが可能です。

3. 業務委託で働くデメリットとは?
メリットがある反面、業務委託にはデメリットも少なからず存在します。

・固定報酬ではない
固定給ではなく歩合制であるということは、万が一集客が上手くいかなかったり、自分が体調を崩してしまった時には、報酬は下がってしまいます。
頑張れば頑張るほど報酬が上がるということは、その一方で何かしらのリスクも抱えるということになるのです。
・税金や保険の手続きは自分で行う
業務委託で働く美容師はフリーランスになりますので、確定申告や保険料といった手続きは全て自分自身で行うことになります。
普通のサロンでは、これらの手続きは全てサロン側が行ってくれますので、業務委託で働く場合は税金等の手続きは手間となります。
・研修や勉強会はほぼなし
普通のサロンでは、定期的に研修や勉強会を開催すると思いますが、業務委託サロンではそれはありません。
そのため自分自身で勉強して技術を身に付けることによるスキルアップが望まれます。

4. まとめ
近頃では美容室の経営も多様化しており、業務委託サロンも着実に増えてきています。
業務委託にはメリット・デメリットが共にありますが、いずれにしても稼ぎやすく、時間に縛られず自由に働ける環境であることは間違いないでしょう。
普通のサロンと業務委託サロン、自分の希望に合うものはどちらなのかを考えたうえで、自分の理想とするサロンで働けることを願っています。